伊良部先生
最近読んだ本の中で、次の2冊はおもしろかったですよ。

「空中ブランコ」と「イン・ザ・プール」、どちらも著者は奥田英朗さんです。
「空中ブランコ」は第131回直木賞を受賞した作品で、おもしろそうなので家人に頼んで図書館で借りてもらいました。
しかし借りられるまでが大変。
かなりに人が予約をしていて(最近は図書館で読みたい本を予約できるのですね)、相当待ちました。

苦労して借りた「空中ブランコ」がメチャメチャおもしろかったので、その前作の「イン・ザ・プール」も同じく図書館から手に入れ、読んだというわけです。

どちらも主人公は伊良部総合病院の跡取り息子(?)、精神科の伊良部先生です。
この先生が実に変な先生で、体型はドラえもんのよう、性格はまるで5歳児のような天真爛漫、まったく相手のことを考えないで好き放題をやりまくる、さらには注射フェチ、マザコン、ロリコン。
それにやる気のないセクシーで露出狂(?)の看護婦マユミちゃんが加わる、まか不思議な診察室。

お話は、空中ブランコがうまくできなくなったサーカス団員、先端恐怖症のヤクザ、泳がなければいられない水泳中毒、携帯電話を絶対に手放せない携帯中毒の高校生、といったヘンなビョーキの人々が、伊良部先生のところへ診察を受けに来るところから始まります。

その患者たちと伊良部先生の絡みがとてもおもしろい。
伊良部先生は毎回ハチャメチャな治療をして、結局はハッピーエンドになって終わり、最後はちょっとジーンきてしまう、そんな物語です。

笑ったあとで、みんないろんなことで悩んでいるんだな~と考えさせらてしまう本です。
さすが直木賞を受賞した作品だけあって、笑いだけでは終わりませんね。

とにかく笑いたい方に、おすすめの2冊です。。
(発表は「イン・ザ・プール」先ですが、一人の患者ごとの短編集ですので、どちらを先に読んでもかまいません)
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by bcure | 2004-11-08 11:09 | その他いろいろ
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